眼瞼痙攣、片側顔面痙攣に対し、ボツリヌス療法(ボトックス注射)で治療いたします。
昨今、眼瞼痙攣に対して主流となっている治療法です。痙攣している筋肉にA型ボツリヌス毒素製剤(ボトックス)を注射し、痙攣の原因になっている神経の働きを抑制し、筋肉の緊張を和らげ、症状を軽くすることができます。
1回の注射で3ヶ月間〜4ヶ月間(個人差もあります)、効果が持続します。
効果が無くなるたびに再投与する必要があります。副作用として、稀にまぶたが閉じにくくなるなどの症状がありますが、殆どが1ヶ月前後で無くなります。
眼瞼痙攣について
まぶた周辺の不快感、これまでより光を眩しく感じる、瞬きが増えるなど、それらが初期症状として現れます。
症状が進行した場合、まぶたの頻繁な痙攣、目をうまく開けられないなど、人や物に衝突してしまうことがあり、日常生活に支障をきたすことがあります。
更に症状が進行すると、自力で瞼を開けることができなくなり、視力には問題が無くても、機能的に目の見えない状態になることがあります。
治療せずに自然によくなるケースは殆どないため、専門医がいる医療機関の受診をおすすめいたします。
片側顔面痙攣
顔面神経と脳血管の接触により、神経が興奮状態となり発症する疾患です。中高年の女性に発症することが多い病気です。自分の意図とは別に、片側の顔面筋が痙攣してしまいます。
初期症状として、上瞼か下瞼の痙攣に始まり、更に進行すると目の周辺や、他の筋肉、口の周りの筋肉も痙攣するようになります。重症化すると、痙攣が持続的に続くようになってしまいます。